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正常な生理:画期的なIUS(Intrauterine Contraceptive System)
月経血量を減らしたり、月経痛を緩和させる画期的な治療法に、子宮内システムIUSがあります。これは、子宮内に器具を入れて黄体ホルモンを持続的に放出させるシステムです。
黄体ホルモンには、子宮内膜の増殖を抑える働きがあり、子宮内膜が薄い状態となるので、月経血量減少や月経痛緩和の効果が得られます。
一度装着すると5年間効果が持続します。子宮だけに作用するので、自分の周期で月経がきます。
装着当初は2週間ほど下腹部痛や、1~2か月ほどは少量の出血が続きますが、3か月後には月経血量は10分の1になり、生理痛もほとんどなくなり、快適な日常生活が営めるでしょう。
2014年からは保険適用になりました。
正常な生理:生理(月経)は健康のバロメーター
女性の身体の中心ともいえる子宮は、ふだん見たり触れたりすることはできないだけに、周期的にくる生理(月経)こそが、女性としての健康のバロメーターになっています。
きちんと自分の生理(月経)の状態を把握しておきましょう。
<取材協力>
バイエル薬品株式会社
<監修者プロフィール>
太田 郁子(おおた・いくこ)
倉敷平成病院婦人科医長、医学博士、日本子宮内膜症啓発会議実行委員
<執筆者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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