（※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます）

 現代女性の生理痛 ：生理が止まったり不順になるのはどうして？

 

生理不順とは、生理周期が24日以内または39日以上のことを指します。また、妊娠していないのに生理が3か月以上とまってしまうことを「続発性無月経」といいます。
 
生理不順も無月経も、女性ホルモンをコントロールする脳の視床下部や下垂体と卵巣との連動がうまくいかなくなり起こります。
 
原因は、ストレスが一番に考えられます。ストレスは、脳の視床下部に大きく影響します。就職、転職、失恋、引っ越しなど環境の変化によって生理不順や無月経がおきやすくなります。
また、無理なダイエットをすると、身体は生命維持を優先し、生殖機能は後回しにされて、無月経が起こります。
 
つまり、ストレスや栄養不足で体が「今、排卵して妊娠ている場合ではない」と判断したときに無月経はおこるのです。
 
その他に、卵巣や子宮に病気が隠れていて生理不順や無月経になることもあります。生理の状態から、自分の生活を振り返ってみる必要があります。
 
 

 現代女性の生理痛 ：原因その1　プロスタグランジンの作用

 

生理が始まると、下腹部や腰が痛くなるなどの生理痛に悩まされる方も多いのではないでしょうか。痛みだけではなく、吐き気や嘔吐、下痢などが起こる場合もあります。毎月のことなので、とても辛いですよね。では、生理痛はなぜ起こるのでしょうか？
 
子宮内膜を含んだ月経血を体外に排出させるには、子宮が収縮する必要があります。ちょうど絵の具を出す時のように、ギューッと押し出すイメージです。
 
子宮を収縮させるために、子宮内膜からプロスタグランジンという物質が分泌されます。子宮内膜症の患者さんは、この物質の分泌は多いと言われています。この物質は子宮が過度に収縮させて、生理痛を強くしてしまうのです。
 
また、プロスタグランジンには、血流を悪くしたり、胃腸の動きに影響を与えたり、痛みの感じ方を強くさせるなどの作用もあり、さまざまな生理痛の症状を引き起こします。
 
 

スポンサーリンク