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母性本能 !?(1)
あなたはこの質問に答えられますか
〇か×でお答えください。
「女性は子どもができると自然に 母性本能 に目覚めて子どもに無限の愛を注ぎ、お世話を生きる喜びとするようになる」
あなたは、どちらが正解だと思いますか?
答えは×です。
ただし、 母性本能 が存在しないという訳ではなくて、自然と 母性本能 に目覚める、という 母性本能 の過信が誤りです。
そして、これは他の先進国と比べると、日本人により一般的に見られる誤解でもあります。
母性本能 !?(2)
日本人の子育てってどんなもの?
日本は伝統的に子育てを母親の役割や義務とする考え方が根強い国です。
その結果、「子どものことは妻に任せている」、「平日は母子家庭」といういわゆる「昭和のお父さん」的な家族経営観が一般的だった時代もありました。
このような父親の態度にもいろいろな意見がありますが、日本では社会全体に 母性本能 という神話を信じすぎる、または当てにし過ぎる雰囲気があるのです。
女性の母親力は素晴らしく偉大なものですが、当てにし過ぎては行けません。
なぜなら、子どもはかわいいだけではないからです。
妊娠中はつわりで母親を悩ませますし、難産の苦しみは想像を絶します。
産まれてからは24時間のケアも必要ですし、母親の都合や気持ちに関係なく泣きわめいて要求もしてきます。
わがままが過ぎるときは「どんな大人になっちゃうのか…」と母親を悲観させる悩みの種になることもあります。
子育てに疲れ果てて情緒不安定になる母親は数知れません。
その中で、かわいいと思えない、 母性本能 を喪失する瞬間があるのは意外とありふれたことなのです。
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