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シングル介護から結婚
こうしてTさんは、シングル介護から解放され、つき合っていた女性と無事に結婚し、当時父親と暮らしていた家を離れ、新居で暮らし始めました。実家は売却し、その費用は新居の入居費用と父親の介護費用の貯蓄に。全てがいい形で収まったそうです。
Tさんのケースはすべてがうまく行き過ぎている、とも言えますが、何が起こるかわからないのも介護の現実。時間やふとしたきっかけで状況は変化していくものなので、現状だけで自分の人生を決めつけてしまうことはないのかもしれません。現在「シングル介護」の人も、ひょっとしたら明日、あなたがTさんのようになる可能性だってあるのです。
種藤 潤(たねふじ・じゅん)
1977年神奈川県生まれ。ライター・エディター・ウェブプランナー。食、酒、旅、住まい、教育、ビジネス、介護と、生活に身近なあらゆるテーマを取材・執筆しつつも、実はプロレス&格闘技への関わりは深い。特にプロレスは団体を超え試合を観戦、某イベント会場のウェブ制作に関わっている関係で、関係者視点でのプロレス観も併せ持つ。
※この話は実話を元に、脚色を交えて構成しています。実在の人物や場所などとは一切関係ありません
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