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緑内障と失明リスク について考えてみましょう。
緑内障患者団体は、緑内障による失明を減らす啓発運動として、6月7日を「緑内障を考える日」と日本記念日協会に登録しています。
この記念日を前に、アイケア製品を開発する日本アルコン株式会社は、「緑内障に関する意識調査」を行いました。調査の結果、「失明の原因、第一が緑内障」である事実を、約8割の人が知らないことが分かったのです。
「緑内障」にかかるのは40歳以上の約5%と言われています。緑内障は視界が徐々に狭まり、最終的には視力が失われる病気ですが、恐ろしいのは、自覚症状がないこと。
視界が悪くなって一番不便である本人が気付かないとは、一体どういうことなのでしょうか。
緑内障は「緑」になる病気?
「緑内障」はよく耳にする病名ですが、「目が緑色になるの?」「視界が緑色になるの?」と思いがちですが、そんな話しは聞いたことがありませんね。
「緑内障」という病名は、紀元前ヒポクラテスが残した言葉「瞳が地中海の色になると、失明する、しばらくしてもう片目も失われる」が由来です。地中海の青緑色から「緑内障」と名付けられましたが、日本人は瞳の色が濃いので、緑色にはなりません。瞳の色に関係なく、だんだんと視界が狭まって行き、失明した状態になる病気を「緑内障」と言います。
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