けがの大きさ は「何針縫ったか」では正確にはわからない!?

Mocosuku(もこすく)
  • けがの大きさ は「何針縫ったか」では正確にはわからない!?

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

けがの大きさ は「何針縫ったか」では正確にはわからない!?

公開日時
更新日時

 

けがの大きさ は「何針縫ったか」だけでは判断できないようです。

大阪府守口市の市立小学校で男性講師が6年生の男子児童の顔を平手打ちし、男子児童は10針縫うけがをしました。

男子児童が校舎3階の廊下から破った紙をまいていたことに関し、男性講師が指導をした際、男子児童の顔を平手で3回殴り、男子児童はよろけて壁の金具に額をぶつけ、約3センチの切り傷を負ったといいます。

「10針縫うけが」というと、決して小さくないけがのように感じられます。そして、今回それが約3センチのけがであったとすると、10針=3センチ、1針=3ミリの計算になるでしょう。この法則は他のケースにも当てはまるのでしょうか、それとも今回に限ったことでしょうか。そもそも、「何針縫った」というとき、そこに基準はあるのでしょうか。

 

 

「何針縫ったか」で けがの大きさ は分からない

 

結論からいうと、何針縫ったかによってけがの大きさを判断することはできません。縫い方によっては縫う間隔は狭くもなり広くもなるからです。1針何mmという明確な基準はなく、「何針縫ったか」は単なる事実です。そこに医学的な根拠はありません。

傷跡が残らないように、細かく縫合する形成外科の技術が登場する以前は、1針はだいたい3~5mm程度というおおよその予測はなりたちました。しかし、現在の形成外科では、一般外科なら1針ですませるようなところを、3~5針縫うこともあります。縫う間隔が細かくなれば、たとえ傷は小さくても10針、20針ということもあり得るのです。

 

<つづきを読む>

1 / 2 ページ

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【健康(その他)】新着記事

口臭や体臭… 寝起きがキツイのはどうして?

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 日本人はにおいにとても敏感、過剰反応などという論調も見られる昨今… そうは言っても、自分の臭いや家族の体臭、口臭は誰しも少なから...

2018/11/25 18:30掲載

怖いと聞くと余計に見たい…『怖いもの見たさ』に潜む人間の心理が面白い!

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 「見ない方がいい」「見てはいけない」と思えば思うほど見たくなる、ダメと言われるとかえってやりたくなる…そんな“あまのじゃく”な気...

2018/11/23 18:30掲載

「肥満」は万病のもと。 年齢で変わる脂肪のつきかたに注意!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 「肥満」は見た目だけでなく、身体にさまざまな悪い影響を及ぼすということは、誰しも想像できると思います。 「肥満」はあらゆる病気の進行を手...

2018/11/16 18:30掲載

今日から実践! 健康のためのヨーグルト活用法

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 「近ごろ便秘気味…」そんなとき思い浮かぶ代表的な食品のひとつが、ヨーグルト。 健康志向と手ごろなお値段から、冷蔵庫に常備されている方も多...

2018/11/13 18:30掲載

メガネ合ってる? 「合わないメガネ」がもたらす身体の不調

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ メガネをかけているあなた。購入するときは、直接眼鏡屋さんに行っていますか? それとも、事前に眼科で検診を受け、医師の処方のもと眼鏡屋さん...

2018/10/07 18:30掲載

肩こりに効く!? 「肩甲骨はがし」にはイイこといっぱい

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは肩や首のコリや猫背で、肩が背中に張りついたように硬くなってはいませんか? そんなときは「肩甲骨はがし」をすると効果的といわれてい...

2018/08/19 18:30掲載