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こんな時は危険!!
高血圧、糖尿病、高脂血症、過労、疲れやすい、だるい、ストレスがある、などがある場合は、要注意です。
動悸がする、息苦しいなど、異常に気付いたら医療機関へ受診してください。胸が痛い、喘息のように息をすると音が出る、などの異常を感じたら、速やかに救急車を呼んでください。
急性心不全の基礎知識 :日常生活で予防する為には…
生活の中で、寒暖の差が激しいときに、心臓に負担がかかり、危険な場合があります。
冬場、家の中では、お風呂やトイレが温度差の大きい場所です。暖房機などを置いて温めましょう。
寒い日の外出のときは、コートはもちろん、帽子やマフラー、手袋など防寒具を身につけ、寒さを避けます。冷たい空気を吸わないようにマスクもお勧めです。
心臓に持病がある場合は、薬を常に常備しておきます。慢性心不全のある方は、睡眠中に急性心不全を起こすことがあります。夜中に喘息のような症状になった場合は、救急車を呼びましょう。
毎日の規則正しい生活が最大の予防です。食事、睡眠、運動に注意します。
食事は、暴飲暴食をせず、塩分は控えめにします。睡眠、休養は、しっかりとりましょう。
運動は、自分の体調にあった適度な運動が大切です。
その他に、禁煙、太り過ぎに注意します。報道によれば、胃がんになる前は、音羽山親方も、相当量の飲酒と喫煙を嗜んでいたそうです。日頃からの生活習慣病予防対策は、急性心不全予防になるだけでなく、健康の基本です。特に働き盛りの年代の皆さんは、カラダに悪いと知りながら、忙しさに紛れて悪い習慣を続けがちですので注意が必要です。
南部 洋子(看護師)
監修医:岡本 良平(東京医科歯科大学名誉教授)
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