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水虫の症状 について確認しておきましょう。2007年に日本臨床皮膚医師会が4万人を対象に行った調査によると、日本人の4人に1人が水虫にかかっていることがわかりました。特に6~8月にかけての夏場は、水虫にかかりやすい季節。プールや海でもらってくることもあるでしょう。もしかすると、気が付いていないだけで水虫にかかっていた…なんていうこともあるかもしれません。
一般的に「ジクジクしていて痒い」といったイメージを持たれる水虫ですが、実は痒さを感じないガサガサになったかかとや、デコボコした足の爪も水虫である可能性があります。水虫にはいったいどんな種類があるのでしょうか?また、予防のためにできることとはなんでしょうか?
水虫の症状
足の指の水虫…「趾間型(しかんがた)」
水虫にかかる人の半数以上が「趾間型」水虫です。これは、足の薬指と小指の間に起こりやすく、皮がむけて乾燥するガサガサタイプと、赤くただれて湿っぽくなるジクジクタイプのふたつのパターンがあります。特にジクジクタイプは痒みが強く、かけばかくほど皮膚の傷が悪化し、ひりひりとした痛みをともないます。
足の裏の水虫…「小水疱型(しょうすいほうがた)」
足の裏や側面にできるのが「小水疱型」の水虫です。特に、土踏まずや足の指の付け根に近いところにジクジクした水ぶくれができ、赤くなった小さな水疱がいくつもできます。小水疱ができたときはひどい痒みを感じますが、しばらく経つと乾いてかさぶたのような状態になります。
かかとの水虫…「角質培殖型(かくしつぞうしょくがた)」
足の裏全体や、かかとの角質層にできるのが「角質培殖型」の水虫。かかとが硬くなり、こするとボロボロと皮がむけ、ひび割れを起こすことがあります。このタイプの水虫は、ほかのタイプと比べて痒みを伴うことがないため「荒れているだけかな…」と勘違いしやすいのが特徴です。
爪の水虫…「爪白型(つまじろがた)」
足の爪の先が厚くなり、黄色や白色に変色するのが「爪白型」の水虫です。爪の水虫は白癬菌(はくせんきん)が爪のなかに住みつくことで引き起こされます。爪の変色のみにとどまらず、削るとボロボロと爪の破片がとれるようになります。痒みがないことがあり、痒くても爪の周りのためそのまま放置してしまう人もいるようです。足の爪を伸ばしていると、そこに汗や垢などの汚れがたまり、爪白型の水虫にかかります。
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