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恋人を欲しがらない若者 :若者たちがもてはやされなくなったことも影響している?
次にマスコミが若者をもてはやさなくなった状況も影響しているかもしれません。
かつての若者は人口のボリュームゾーンを構成し、流行や斬新なファッションの最先端として注目もされていました。そして調子に乗りました。
調子に乗る高揚感は生きる勢いを生み出します。恋をする勢いにもつながります。
しかし、人口のボリュームゾーンの高齢化とともにマスコミに注目される年代も高齢化しています。
かつては「女子大生ブーム」「コギャルブーム」、割と最近では「JKブーム」もありましたが、昨今では「美魔女ブーム」にマスコミが注目します。
お金が若者ではなく中年期のボリュームゾーンを中心に動く中で、注目されない若者たちは、かつてよりも自分たちを華々しく思いにくい状況もあるようです。
恋人を欲しがらない若者 :自信が持てない男性
また、人は社会的な拒絶に過敏な生き物です。
誰かに嫌な顔を向けられれば相手がだれであれ傷つきます。
この傾向は特に日本人では高いようです。
日本人の若者の人間関係は「この人と仲良くできるかどうか」ではなく、「この人に嫌がられないかどうか、無視されないかどうか」からスタートしていることが明らかになっています。
言い換えれば、「自分は嫌われるかもしれない」「相手にされないかもしれない」と心配してしまうと人間関係が始まらないのです。
この点に関しては現在の日本の労働市場では特に男性には深刻な事態になっています。まず、非正規雇用の問題があります。
また正社員でも、浮沈の激しい産業構造の問題で発給と先行き不透明感という若者がたくさんいます。
男性は社会的地位と自信が連動しやすい生き物です。
将来の明るい業界の有利な職種に就かない限り、不利な社会的立場にいると感じてしまいます。
そうすると「自分は相手にされないだろう」という不安から、恋人を作ろうという気持ちになりにくいでしょう。
人は失敗しそうなことは避けて、結果が保証されたことをやろうとする傾向がありまあう。
その結果、趣味や仕事といった恋愛よりも成果が上がりそうなことにのめり込むことで、恋愛で傷つくリスクを避けていると考えられます。
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