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うつ病を克服 するまで:プライドと「うつ病」の関係について
プライドと「うつ病」の関係について、もう少し説明します。
このところ増加傾向にある、いわゆる、「新型うつ病」では、自らの心の病の原因を周囲に求めると聞いています。
しかし経営者や企業において重要な職責にあるものにとっては、負のスパイラルに巻き込まれ、どうしようもなくなると、選択肢が2つしか見えなくなるように思います。(少なくとも私の場合はそうでした。)
2つの選択肢とは、死ぬか、現状を放り出し、とりあえず現状から逃げるかです。
死ぬのは怖いです。
しかし、逃げ出すと「経営者失格」の烙印を押される事になります。
それは、これまで偉そうに夢を語り、指導し、指示を出してきた経営者としてのプライドが許さないのです。
そうなると、これ以上頑張れないことを証明する、正式な病名のある病になることでのみプライドが維持されるのです。
「病気なら仕方がない。」と周囲にも、自分にも納得させる事が出来るように思えるのです。
全従業員を前に、「自律神経失調症」で働く限界にきたと伝え、その日から、ゴールの見えない逃避的な入院生活に入りました。
しかし、振り返ると、これこそが真の苦しみの始まりでした。
治療を受ける中で、逆に「うつ病」は悪化していったのです。
次回からは、そのあたりの状況を詳しくお話していきたいと思っています 。
<執筆>
村井哲之
広島大学 政治経済学部 経済学科卒
法政大学環境マネジメント研究科修士課程中退
環境プランナー
リクルート、第二電電(現KDDI)等を経て、
現在、日本初の廃棄のコンシェルジェ
称号商社 ㈱イブロン代表取締役
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