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患者視点と医学的根拠
言い換えれば、 医療過誤 という言葉には、「患者の立場」という視点が込められています。治療を受けて思わぬ結果が生じた場合、納得がいかずに 医療過誤 を疑うケースもあります。その時に 医療過誤 だと判断されるためには、実施した(しなかった)治療が医学的に間違っていて、その間違いのために、死亡や後遺症などの悪い結果に至ったと判断される必要があります。もちろん、 医療過誤 の認定のあるなしにかかわらず、悪い結果については、どうしてそうなったのか原因を探り、再発防止策を病院に求めることも大切です。
医療過誤 の3つのタイプ
医療過誤はいくつかのタイプに大別されます。代表的なものは次の3つです。
治療不実施型
適切な治療を行わなかったため病状が悪化(二次合併症を併発)した場合。
治療加害型
検査、処置、手術、投薬などの医療行為で、(医療従事者のミスにより)患者に危害を加えた場合。
施設管理型
ベッドからの転落、廊下やトイレでの転倒など、医療施設での管理が行き届いてないことにより、患者に危害を加えた場合。
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