(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
スタミナのつく 食事とは?
食事は、量とともに内容を重視しましょう。スタミナアップというと、「肉」や「うなぎ」を思い浮かべる方も多いと思います。確かに、肉やうなぎに多く含まれるたんぱく質はエネルギー源になりますが、エネルギー源よりも、身体を作る構成成分として使われることが優先されます。
最も素早くエネルギー源となる栄養素は、たんぱく質ではなく「糖質」。特に、脳や全身に酸素を運ぶ赤血球は、糖質の分解物であるブドウ糖が唯一のエネルギー源。スタミナアップには糖質が欠かせません。糖質は、ご飯、パン、麺類などに多く含まれます。脂質は少量で多くのエネルギー源となります。
スタミナをつける観点から重要なのは、たんぱく質のほかに、エネルギー源をスタミナに変換するのに不可欠なビタミンB群(とくにB1、B2)が不足しないようにすることです。ねぎなどに多く含まれる硫化アリル、豆やアスパラガスに多いアスパラギン酸などもエネルギー代謝を円滑にする有効な成分です。
このように、スタミナをつけるには、エネルギー源だけではなく、エネルギー源をスタミナに変える栄養素について理解しておかなくてはいけません。エネルギー源をスタミナに変える栄養素について、以下の項で、詳しくご説明しましょう。
スタミナのつく食事:エネルギー源をスタミナに変えるために必要な栄養素
いくらエネルギー源を摂っても、それをスタミナに変える栄養素がなければ、使われずに脂肪組織に蓄えられるだけです。スタミナをつける為には、次に挙げる栄養素を一緒に摂りましょう。
ビタミンB1
糖質をエネルギーに変える働き
豚肉、うなぎ、玄米、胚芽米、納豆、豆腐、そば、バナナなどに含まれます。
ビタミンB2
糖質、脂質をエネルギーに変える働き
卵、うなぎ、納豆、たらこ、チーズ、舞茸、バナナなどに含まれます。
ナイアシン
ナイアシンは「ビタミンB3」とも言われ、糖質や脂質、たんぱく質が代謝されるのに必要不可欠。
鶏肉、まぐろ、かつお、イワシ、サバ、サンマ、ツナ缶、バナナなどに含まれます。
アイリン
におい成分であるアイリンは、酵素が作用してアリシンとなります。アリシンはビタミンB1の吸収率を高めます。
にんにく、玉ねぎ、ニラなどに含まれます。
スポンサーリンク