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お腹ポッコリは脂肪ではなく「夏便秘」が原因かも
医療法人小林メディカルクリニック東京院長である小林医師によると、お腹のたるみは運動や食事制限で引き締めることができます。
一方でお腹ポッコリは脂肪ではなく「夏便秘」による可能性があります。夏便秘は無理なダイエットをしたり、アイスやそうめんなど冷たいものを食べ過ぎたりしたことが原因で便が正常に排泄されずに起こります。そのため、食事制限をしてもポッコリお腹がへこむことはありません。
夏便秘は「エアコンで身体を冷やす」「脱水気味になる」「冷たいものばかり食べる」といった夏の生活習慣の変化により、腸内環境が乱れ、腸内に老廃物が長くとどまることが原因で起こります。
これは痩せ型の女性にも多く、ウエストは細いのに下腹部にかけてポッコリして硬くなっているのが特徴です。便秘によってたまったガスがリンパを滞らせ、下半身を中心にむくませます。
小林医師は、普段は便秘でない人も次のような生活習慣を繰り返すと夏便秘にかかってしまう恐れがあると指摘します。
□室内にいるときはよく冷房をつけている
□薄着で寝ている
□過度な食事制限をしている
□アイスやビール、冷やし中華など冷たいものばかり食べている
□夏バテで食欲がない
□休日は外に出ずに家にいることが多い
□クーラーで二の腕やお腹がよく冷える
いずれも夏場に思い当たる節が多いものばかりですね。
腸内環境を整えてポッコリお腹を改善
とはいえ、ポッコリしたお腹をどう改善すればいいのかわからず、困ってしまう人もいるでしょう。
小林医師によると、便秘によるお腹ポッコリを解消するためには、腸内環境を整えることが大切です。そして、腸内環境を整えるのに欠かせないのは「食物繊維を摂取すること」だと話します。
なかでも「小麦ブラン」は保水性の高い食物繊維がたっぷり。お腹の中で水分を吸収して膨らみお通じを促す効果があります。小麦ブランは、コンビニのブランパンや、シリアルのなかにも使われており、気軽に手に入れることができます。
夏はアイスやビール、冷やし中華やそうめんなど身体を冷やす食べ物ばかりを摂取しがちです。栄養が偏るため、腸が動かせずに便秘が悪化する可能性があります。
便秘には食物繊維が良いと言われています。プルーンや納豆、キウイなど水溶性の食物繊維と、不溶性食物繊維の代表格である「小麦ブラン」バランスよく摂取するようにしましょう。
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