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対策は「感染しないこと」
近年、ネグレリア・フォーレリへの感染症に効果があるとされる新薬も報告されていますが、いまだ確立した治療法がない状況において、唯一の予防法は、「感染しないこと」。
汚染された水を飲んでも感染はしませんが、水温が高く水位が低い淡水や、お湯を循環させている温泉等では、顔を水につけることを極力避けましょう。
湖や川などで泳ぐ場合は、ノーズクリップや鼻栓を使う、底を足でかき回さないといった対策も効果的です。
ニュージーランドの温泉ではよくこんな看板を目にするといいます。
WARNING, Amoebic Meningitis in all thermal pools. Keep your head above water …
警告:どんな温泉でもアメーバ性髄膜炎に感染する危険がある。顔を水につけないよう……
日本の温泉でこんな興ざめなサインは目にしたくないもの。
温泉やプールなどの管理責任者はもちろん、みんなが感染症への意識を高めて、深刻な被害を未然に防ぐようにしたいですね。
<出典>
http://www.cnn.co.jp/video/13068.html
<監修>
坂本 忍(医学博士 公認スポーツドクター(日本オリンピック委員会強化スタッフ))
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