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脳梗塞のタイプ
脳梗塞はいくつかのタイプにわけられます。
・アテローム血栓性脳梗塞
動脈硬化によって、脳の太い動脈や頸動脈の内壁に固まり(アテローム)が生じ、脳内の血流が滞ったものです。
・心原性脳塞栓
心臓内の血管にできた血の固まり(血栓)が血流に乗って脳に運ばれ、脳の血管を詰まらせてしまうものです。
・ラクナ梗塞
脳の細い血管が詰まるタイプ。梗塞の大きさは小さく直径1.5cm未満。複数箇所に起こる場合もあります。
脳梗塞の原因となりうる病気には、高血圧、糖尿病、高脂血症、不整脈などがあり、こうした病気は、食生活の欧米化により、野菜不足、高脂質・高カロリーの食事が多くなっていることで増加しています。睡眠の改善、ストレス、アルコール、タバコを避けることも大切です。
また、血管や血液に先天的な疾患があることなどで起こる「若年性脳梗塞」というものもあります。そうとは知らずに過ごしていることも多いので、40代、50代になったら、人間ドックのオプションで最近主流になりつつある「脳ドック」を受診することが望ましいでしょう。
最新の「脳ドック」ってどんなことをするの?
脳梗塞の前兆となるような症状がないかどうかの問診に加え、頭部CT、MRIなどの検査機器で脳の画像を確認します。
なかでもMRIは、磁気共鳴という物理現象を応用して、頭部の断面を鮮明に画像化する技術です。さらに頭部MRA(磁気共鳴血管造影)という機器では、MRIでとった脳の血管の様子を、立体画像にして映し出すことができ、自覚症状もないような、ミリ単位の脳梗塞などが発見できます。
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