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今回は、 水による食中毒 について確認しておきましょう。
山形県は2015年7月24日、東根市沼沢で流しそうめんを食べた47人が食中毒症状を訴えていることを発表しました。流しそうめんに使われた沢水が原因である可能性が高いとされています。入院した人はいませんが、10歳未満の男児4人が医療機関を受診しました。同県食品安全衛生課では、細菌やウイルスに汚染されている危険性のある沢水を飲まないように呼びかけています。
水による食中毒 :水道水の塩素は菌を殺すが…
水道が普及する前、 水による食中毒 は少なくなかったといいます。主に井戸水を利用した際に、腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、赤痢菌などに汚染された水を飲み、食中毒を起こすことがありました。
現在、水が危険だというイメージがあまりないのは水道が普及し、こうした食中毒が減ったためです。水道には塩素が含まれています。食中毒の原因となる菌は塩素に弱く、簡単に死滅することから、水道水を使っている限りは水による食中毒は起きにくいといえます。水道水は独特のカルキ臭のために嫌われることがありますが、食中毒の危険から私たちを守ってくれています。
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