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脳震盪ってどんなときに起こるの?
脳震盪は、頭や顎を打つことにより、脳の神経伝達物質が過剰に放出されて起こる脳機能障害です。とはいえ、脳には痛覚がないため自覚症状やダメージを負っていることに気が付かない場合もあります。脳震盪は次のようなシーンで起こりやすいです。
・バイクによる転倒
・ボクシングなどの格闘技
・フットボールやラグビーなどのスポーツ
昨年にはスケートの羽生選手が転倒し、脳震盪を起こした後にも滑り続けたことで話題になりました。フットボールやラグビーでは脳震盪の疑いがあると即刻退場になり、競技を続けることはできず、最低でも2週間は運動を禁止するようガイドラインで指示されています。いったい脳震盪はどうして危険なのでしょうか?
脳震盪の危険性 :脳震盪で死をもたらす「セカンドインパクト症候群」
一度、脳震盪を起こしてから短期間のうちにもう一度脳震盪を起こすことは危険です。これは、ダメージを負った脳が回復していない状態でさらにダメージを受け「セカンドインパクト症候群」にかかってしまう恐れがあるからです。
セカンドインパクト症候群の致死率は50%以上といわれ、助かったとしても後遺症が残る可能性が高いといわれています。そのため、たとえ軽度であっても脳震盪を起こしたら、最低でも2週間は安静にし、運動などを控える必要があります。中度や重度な脳震盪であった場合は、2週間以上の休養が必要です。
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