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睡眠中のエアコンの使い方:外気温との差は5℃以内に
では、こうした外の気温に対して、エアコンの温度はどれぐらいに設定すればよいのでしょうか?
一般に、冷房による不調を予防するためには、エアコンの設定温度は外気温との差を-5℃以内にすることが推奨されています。これは、エアコンの温度を外気温よりも低くしすぎると、自律神経の働きが乱れて「体のだるさ」などの体調不良を招くことによるものです。
睡眠中のエアコンの使い方:寝るときはタイマーよりも28℃で「つけっぱなし」に
こうしたことから、寝るときはエアコンを28~9℃の外気温に近い温度に設定し、朝まで終夜運転にして眠るのが、熟睡してスッキリ目覚めるコツといわれています。
このとき、冷房の風が体に直接当たると「冷えすぎ」を招いてしまうので注意しましょう。「温度は高め、風は体に直接あてない」のがポイントです。
また、サーキュレーターや扇風機を併用して、空気を循環させるのもよいでしょう。さらに、寝ている間の脱水症状を防ぐため、寝る前にコップ一杯の水や白湯を飲んでおくと、快適な目覚めに効果的です。
エアコンを高めの温度設定にすると、はじめは暑く感じるかもしれませんが、部屋の温度や湿度が調節されるにつれて、過ごしやすい状態になっていきます。エアコンが効いて「涼しくなるまで、待つ」ことも、快適な睡眠・目覚めのポイントといえるかもしれませんね。
執筆者プロフィール:井澤佑治(いざわ・ゆうじ) 舞踏家/ダンサー。通販メーカーのコピーライターとして、健康食品などの広告を数多く手がけたのちに、ダンサーとして独立。国内外で公演やワークショップ活動を展開しつつ、身体操作や食事療法などさまざまな心身の健康法を探究する。現在はダンスを切り口に、高齢者への体操指導、障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などにも携わっている。
参考資料
http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/himr_faq/index.html
(ヒートアイランド現象についての知識)
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