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執筆:Mocosuku編集部
食べ物や飲み物を冷たくキープするのに便利なドライアイス。
もくもくと煙がでることから、子どもたちの興味をひくことも多いですが、一歩誤ると重大な「 ドライアイスの事故 」につながることもあります。
暑い季節に使う機会が増える、ドライアイスの危険性をチェックしておきましょう。
ドライアイスの事故 : ペットボトルが爆発
ドライアイスによる事故は、ドライアイスを容器などに入れて遊ぶときに多く発生しています。
ペットボトル等にドライアイスを入れて密閉すると、中の気体が膨張し、容器が破裂。破片が飛び散って、身体に刺さるなどしてケガをするのです。
東京消防庁によると、事故の8割以上がペットボトルにドライアイスを入れたことによるもので、ビンやアルミ缶でも発生しています。
被害にあうのは多くが、小学生や中学生を中心とした子どもたち。東京消防庁管内でも、ほぼ毎年のように事故が発生しています。
●発生事例
「父親と娘の2人で入浴中、父親が持ち込んだドライアイス入りのペットボトルで遊んでいたところ、ペットボトルが破裂。後方で見ていた娘に破片が飛び、両足にケガをした」
「父親と息子の2人で入浴中、ドライアイスを洗面器に入れ遊んでいた。小さくなったドライアイスをラムネのビンに入れた後、ビンが破裂しケガをした」
「公園で友だちとペットボトルにドライアイスと水を入れ、それを砂の中に埋め破裂させて遊んでいた。ペッドボトルが破裂しないので、砂を掘り起こしていたところ破裂し、顔と手にケガをした」
「自宅でペットボトルにドライアイスと水を入れ炭酸水を作ろうとしていたところ、ペットボトルが破裂し手にケガをした」
煙を出しながら小さくなっていくドライアイスは、子どもたちの格好の遊び道具となり、事故を招いていることが分かります。
時には破片が目に当たることもあり、国民生活センターによると角膜びらん(黒目の負傷)や失明にいたったケースも報告されています。
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