(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
脳が原因 で不登校になることがあるそうです。学校教育の現場で大きな問題のひとつとなっている不登校。かつてはいじめなどの外的な要因で不登校になることが主でしたが、最近では一見何の理由もないのに無気力になり、不登校になる例が増えているといいます。さまざまな要因が考えられますが、そのひとつとして軽度の脳機能障害が注目されています。
不登校の現状
不登校は主に中学生・高校生に多く見られる現象ですが、最近では小学生の間にも広がっています。内閣府が公表した2013年版の『子ども・若者白書』によれば、小・中学校での不登校は約12万人。高校でも5〜6万人はいるとされます。また、小学校の4割以上、中学・高校の8割以上に不登校児が在籍していると言われており、決して他人事ではない状況となっています。
不登校になると、学校に通えなくなる、朝起きられなくなる、登校中に吐き気や頭痛、めまいがする……といった心身的症状が見られます。また、教室の前までは行けるが、教室に入れない、保健室にしか行けないといった生徒もいます。
不登校そのものは命に関わるような問題ではないため、対応が遅れがちなのが現状です。しかし、結果的に学力が落ちる、登校日数不足で留年・退学に追い込まれるといった問題が生じるため、本人のためにも、家族や周囲のためにも、早期に対策を講じたほうがいいのは間違いありません。
スポンサーリンク