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早めの治療で症状を安定させられる
発達障害やうつ、双極性障害は脳機能の障害であり、不登校の原因としてこれらの症状を抱えている場合は、通常の不登校対策で用いられる心理カウンセリングなどでは解決しにくいのが実情です。
問題を解消するにはこれらの症状を治療することが重要です。成人であればこれらの治療には薬が用いられますが、副作用が大きいため子供には向きません。また、器機による磁気刺激で脳機能を改善する「TMS」という治療法もあります。TMSには副作用がありませんが、保険対象外の治療となります。
早めに症状を安定させられれば、その分早く学業に復帰して、遅れを取り戻す際の苦労も少なくなります。子供の不登校で悩んでいる親御さんは、さまざまな選択肢を視野に入れておくといいでしょう。
<取材協力・監修>
●川口 佑(医師、新宿ストレスクリニック院長)
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