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おしゃぶりのデメリットとは
歯並びや噛み合わせが悪くなる
長時間おしゃぶりを続けると、あごの発達が遅れたり、歯並びが悪くなったりと悪影響を与えることもあります。
噛み合わせや歯並びが悪くなると、スムーズに咀嚼できず、成長過程を阻害することにもなりかねません。歯が生えそろったあとにもおしゃぶりを続けていると、歯並びがおしゃぶりの形にゆがんでしまうこともあります。
とはいえ、これは乳歯が生えそろう2歳半を過ぎても使い続けている場合です。
中耳炎になりやすくなる
1歳を迎えたあともおしゃぶりを使い続けていると、中耳炎にかかりやすくなると言われています。
これは、おしゃぶりを吸うことによって、喉や鼻の空間に陰圧が生じ、耳と鼻をつなぐ「耳管」に影響を与えることが原因です。ひどい場合は、急性中耳炎を繰り返すことになってしまいます。
言語発達が遅れる
常におしゃぶりをくわえていると、言葉を発する機会が少なくなります。そのため、言語発達が遅れるのではないかと考えられています。
自分の声を自分の耳で聞くことも脳にとっては大切です。はいはいを始め、動き回るようになったら、おしゃぶりをくわえる時間を短くしましょう。
おしゃぶりは何歳まで使っていいの?
赤ちゃんに安心感を与える反面、成長過程に影響をおよぼしかねないおしゃぶり。一般的におしゃぶりは1歳までに卒業するのがいいと言われています。
おしゃぶりを使用するピークは生後2~4か月。それを過ぎるとおっぱいを吸いたいという欲求が減っていき、食べ物を取り入れるように意識が変化します。
1歳半を過ぎると、第一反抗期と呼ばれる「イヤイヤ期」を迎え、おしゃぶりをやめさせることが難しくなります。このことからも、おしゃぶりは1歳を機に卒業することが望ましいです。
子育てに正解はありません。各家庭によって子育ての方針は変わってきますが、いずれにしても子どもの成長を考えて決めていけるといいですね。
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