若者の間で話題だけど危険すぎる…!絶対にしてはいけない 下剤ダイエットの危険性

Mocosuku(もこすく)
  • 若者の間で話題だけど危険すぎる…!絶対にしてはいけない 下剤ダイエットの危険性

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

若者の間で話題だけど危険すぎる…!絶対にしてはいけない 下剤ダイエットの危険性

公開日時

 

 

若い人の間で「下剤ダイエット」という危険なダイエットに取り組む人がいるようですが、 下剤ダイエットの危険性  を正しく理解しているでしょうか?

下剤ダイエットとは、下剤を飲んで強制的に排泄することで痩せようとするダイエット法のこと。食べているのに、食べていないかのような状態にすることで無理やり体重を減らします。

ここでは、下剤ダイエットがもたらす危険性についてご紹介します。

 

 下剤ダイエットの危険性 :そもそも「下剤」の役割とは?

 

下剤は便秘を解消するための医薬品です。便秘の不快な症状をとることを目的とし、ダイエット目的で使うものではありません。下剤は薬であるため、さまざまな副作用をもたらします。具体的には、次のようなリスクが考えられます。

 

脱水症状になりやすくなる

下剤を服用すると、強制的に排泄を促すことになります。通常、下剤を服用した場合の便は、ほとんどが下痢の状態になります。下痢は体内の水分と一緒に排泄されるため、腹痛だけでなく脱水症状を引き起こし、腸の病気になりやすくなります。

体内の水分を流してしまうのですから、下剤を飲むことで体重が減少するのは当たり前です。しかし、それは脱水症状がもたらすものであり、脂肪が減っているわけではありません。

 

腸の機能が低下する

下剤は腸のぜん動運動を無理やり引き起こし、排泄させます。腸は筋肉でできているため、薬でぜん動運動を起こし続けると筋肉が衰え、自律的な機能が働かなくなってしまいます。下剤ダイエットによって頻繁に服用していると、腸の動きが鈍くなり、下剤を服用しなくては排泄できないような身体になってしまう危険性もあるのです。

 

下剤がないと便秘になってしまう身体は、太りやすい体質になるのと同じこと。下剤は本当に必要なとき以外飲むべきものではないのです。

 

肌荒れや老化を起こしやすい

下剤を使用すると、体内に食物の栄養素が吸収されないまま排泄されてしまいます。そのため、栄養不足になりがちです。健康な身体や若さをキープするための栄養も不足するため、肌荒れを引き起こしたり、しみやたるみなど肌が老けやすくなったりします。

 

ビタミンやミネラルなど肌に必要な栄養素が吸収されないままだと、眉間や額、目じりなどにしわができやすくなり、まぶたや顎がたるみやすくなるのです。

 

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【美容】新着記事

『苦くてまずい』はもう古い?実は栄養満点の気になる野菜『ケール』とは

『苦くてまずい』はもう古い?実は栄養満点の気になる野菜『ケール』とは

執筆:磯野 梨江(管理栄養士) 医療監修:株式会社とらうべ ケールと聞いて青汁を連想される方も多いのではないでしょうか? なんとなく苦くて不味いイメージが強いですが、ケールには現代人に不足しがちな栄...

2019/07/23 18:30掲載

頭皮がたるむと顔もたるむ?  頭皮の老化と顔のカンケイ

頭皮がたるむと顔もたるむ? 頭皮の老化と顔のカンケイ

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 『フェイスラインがぼやけてきた』『ほうれい線のハの字型が目立ってきた』『口角が下がってきた』… いずれも顔のたるみを痛感する憂鬱な現象...

2019/07/19 18:30掲載

フルーツはいつ食べる? 『朝は金、昼は銀、夜は銅』ってどういうこと?

フルーツはいつ食べる? 『朝は金、昼は銀、夜は銅』ってどういうこと?

執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー) 医療監修:株式会社とらうべ フルーツは健康や美容によい栄養素を摂取できる食品として、私たちの食生活に浸透しています。 ...

2019/07/12 18:30掲載

すこやかな美肌をキープする秘訣は… お肌の季節別ケア♪

すこやかな美肌をキープする秘訣は… お肌の季節別ケア♪

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 季節に左右されない健康な肌を保つためには、基本のお手入れはもちろん、その季節に合ったスキンケアを取り入れることも大切です。 それぞれの...

2019/04/26 18:30掲載

腹筋が衰えやすい女性に! おすすめトレーニング「ドローイン」

腹筋が衰えやすい女性に! おすすめトレーニング「ドローイン」

執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 最近スカートがキツくなってきたかも…と、ぽっこりお腹が気になりはじめていませんか? 運動して引き締めたいけれど、仕事をしている...

2019/02/12 18:30掲載

「22時~深夜2時はお肌のゴールデンタイム」の信憑性

「22時~深夜2時はお肌のゴールデンタイム」の信憑性

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 睡眠中の午後10時~午前2時は「お肌のゴールデンタイム」…という話を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。 ...

2019/02/08 18:30掲載