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昔と今で変わった育児法 (4)
白湯(さゆ)を重視しない理由
母乳やミルクを飲ませている期間でも、お風呂上りや授乳の間に白湯(さゆ)を飲ませることが、かつては一般的でした。現在は、赤ちゃんの水分補給は、ミルクや母乳で行われるので、白湯は与えなくてもいいという考えになっています。だからといって、白湯を与えてはいけないということではありません。赤ちゃんが吐いてしまったときなどの口直し程度に白湯を用いても構いません。
いつの時代も、家族は一生懸命に子どもによいと思える育児法を取り入れています。しかし、中には今では勧められない古い考え方もあります。現在、これが良いと信じられている育児法に関しても、時代とともに変わっていく可能性は十分にあります。子どもをしっかりと見て、時代に流されず、その子にとって必要なことを選択していきたいものです。
執筆:南部 洋子(なんぶ・ようこ)
看護師、助産師、タッチケア公認講師。株式会社とらうべ社長。国立大学病院産婦人科勤務を経て、とらうべを設立
監修:坂本 忍(医学博士)
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