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顔面神経麻痺の原因や症状、治療法 :原因
原因疾患として多いのはヘルペスウイルス感染症で、典型的なものは口唇ヘルペスにかかった場合に、突然顔面神経麻痺を発症することがあります。ほかには、腫瘍や代謝疾患が原因となる場合もあります。
ベル麻痺の原因は不明ですが、考えられる可能性としては、長時間冷気にさらされる、アレルギー、局所浮腫(むくみ)、ウイルス感染などがあります。顔面神経は顔面神経管と呼ばれる骨で取り囲まれた細いトンネルを通って脳から外に出ており、何らかの原因で顔面神経が腫れると神経が圧迫されて、麻痺が現れると考えられています。
顔面神経麻痺の原因や症状、治療法 :症状
男女差、年齢に関係なく、突然片側顔面筋の運動麻痺が出ます。その結果、額に皺を寄せられない、眼を閉じられない、口角が垂れ下がる、口をとがらせられない、口角からよだれが垂れる、などの状態になります。「うまく笑えない」と言っている高橋さんにも、同様の症状があると考えられます。
問題は表情だけにとどまりません。麻痺側の耳が過敏になり、音が大きく響くように感じることがあります。舌の前方3分の2の味覚障害を起こすことがあり、ものを食べた時に「金属を口に入れたような感じがする」という患者もいます。
また、まぶたを閉じにくくなると眼を涙で潤すことができなくなるため、夜間に角膜が乾燥して角膜炎や角膜潰瘍になることがあります。
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