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マイナンバー制度の悪用と特殊詐欺 :堂々たる新手の犯罪も
今年8月下旬には、東京都内で路上を歩いている高齢男性に腕時計や財布、バッグなどが入った紙袋を突然押しつけ、現金を払わせるという「押し売り」行為を繰り返していた男性2人組が逮捕されました。犯人は、警察の調べに対して「若者は金を持っていないし、女性は警戒する」として裕福そうな高齢男性を狙ったと供述しているとのこと。消費者庁や国民生活センターでは、多発する「高齢者を狙った」悪質商法や詐欺に対して注意を呼びかけています。
マイナンバー制度の悪用と特殊詐欺 :倍増している「特殊詐欺」
政府広報オンラインに公開されている資料によると、被害者と対面することなく、振り込みなどの方法でお金をだまし取る「特殊詐欺」の被害は年々増加しており、平成22年の被害総額が約112億円だったのに対して、平成25年では約489億円と4倍以上の数字になっています。また、「振り込め詐欺」や「オレオレ詐欺」に代表されるこうした特殊詐欺に関しては、高齢者が狙われやすいという特徴があります。
実際、消費生活センターなどに寄せられる65歳以上の高齢者の消費生活相談は増加しているとのこと。近年は悪質商法をおこなう事業者が高齢者をターゲットにしており、「健康食品の送りつけ商法」のような電話勧誘販売の増加が顕著だということです。
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