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脳腫瘍の症状と治療法 について知っていますか?
今年亡くなった横浜ベイスターズ・近鉄バファローズで投手として活躍した盛田幸妃さん(45歳)は、98年に脳腫瘍を発症しますが、無事手術を終えて復帰し、01年のリーグ優勝に貢献しました。しかし、現役引退後、36歳のときに脳腫瘍が再発し、近年は他の臓器への転移も見つかり闘病生活を送っていました。脳腫瘍とはどのような病気なのでしょうか。
脳腫瘍の症状と治療法 :原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍
脳腫瘍とは、頭蓋骨内にできる腫瘍のことです。発生する部位には髄膜、脳神経、下垂体、血管などがあります。最初から脳の中に腫瘍ができた場合、「原発性脳腫瘍」といいます。最初は他の臓器にがんができ、それが頭蓋骨内に転移してきたものを「転移性脳腫瘍」といいます。それぞれの割合は次のようになっています。
・原発性脳腫瘍…約85%
・転移性脳腫瘍…約15%
また、主な症状には次のものがあります。
・早朝起床時に多い慢性的な頭痛
・体の片側の手足の運動まひ
・他の人の言っている言葉の意味を理解できない、上手くしゃべれないといった失語
・吐き気や嘔吐
・視力低下、視野が欠ける、ものが二重に見えるなどの視覚異常
・めまい
・聴力障
・けいれん
脳腫瘍は年間約1万人に1人が発症するとされています。幼児を含め、あらゆる年代で発症し、とりわけ高齢者に多く見られます。近年はCTやMRIによる高精度な検査が可能になったことで、脳腫瘍が発見されやすくなっています。
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