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がんの治療法 にはどんな種類があるのでしょうか?
作詞家のなかにし礼さんは10月19日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系にて月~金曜正午放送)に出演し、自身が経験したがん治療について語りました。なかにし礼さんは2012年に食道がんに罹り、今年3月、新たに気管支周辺のリンパ節に再発していることがわかりました。開胸手術ではがんを取り切ることができず、家族には「1週間以内に亡くなる可能性が80%」と宣告されていたそうです。しかし、その後、抗がん剤治療と陽子線治療によって奇跡的な回復を遂げました。
ここでは、なかにし礼さんが行った がんの治療法 、抗がん剤治療と陽子線治療についてご紹介します。
がんの治療法 :手術前後にも行う抗がん剤治療
以前であれば、がん治療の第一選択は外科手術による切除であり、抗がん剤治療はどちらかというと手術が行えないときに行うものという位置づけでした。しかし、現在では、抗がん剤治療の用途は多様化しており、外科手術の前や後にも行われています。
手術前に抗がん剤治療を行う目的は、これによってある程度がんを小さくしておくことで、手術の成功率を上げることにあります。一方、手術後には、がんの取り残しや再発に備えて抗がん剤治療を行います。手術でがんをすべて取ることができ、リンパ節転移がなく再発の可能性が低いときは術後の抗がん剤治療は行いません。なかにし礼さんの場合は、術後の抗がん剤治療が効き、がんがどんどん小さくなっていったそうです。リンパ節における再発であることを考えると、抗がん剤治療は手術前から予定されていたと考えられます。
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