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パーツ別にみる 整形による後遺症 や合併症
では、整形をするとどのような後遺症が起こり得るのでしょうか。美容整形手術には多数の種類があるため、すべてをお伝えすることは出来ませんが、パーツに分けていくつかの手術方法を取り上げてみてみましょう。
肌
しわやたるみ、ほうれい線などに対して、しわ取り、リフトアップを目的にした手術が行われています。手術方法はさまざまですが、皮膚を切開し持ち上げる場合は、術後の腫れや痛みが生じる場合があります。
鼻
鼻の高さや形を変える整形には、ヒアルロン酸を注入するものや、骨を削るものなどがあります。注入に失敗すると皮膚に凹凸が出来てしまったり、骨の削り方によっては希望していた形と違うものになってしまうこともあります。また腫れや痛みが生じることもあります。
目
まぶたを二重にする切開手術や、眼瞼下垂手術、たるみとりなど、目の手術を行った時、最も起こりやすい合併症には内出血があります。また、ドライアイや視力の低下といったトラブルも報告されています。
顎
顎の形やエラが気になる場合に行われる輪郭形成手術は、全身麻酔下で行われ、合併症のリスクも高いです。神経が多く集まる部位でもあり、術後の腫れや痛みは、ほとんどの人にみられます。また、痺れや麻痺が残ることもあります。
胸
胸に関する整形手術としては、脂肪を吸引するものや、逆に脂肪を注入するものがあります。吸引しすぎると胸に凹凸ができたり、たるみが生じたりする場合があり、注入しすぎるとしこりができてしまうことがあります。また、内出血も高い確率で起こると言われています。
整形による後遺症 を予防するには
美容整形をしようと決めた人にとって、どうか後遺症が残りませんようにと願うのは当然のことでしょう。整形手術をするとき、医療機関ではリスクも含めたさまざまな説明が行われます。大切なのは、その説明をよく聞き、自分自身が納得できる選択をすることです。一つの施設で不安が残る場合は、セカンドオピニオンを受けましょう。また、手術後は生活上の注意点を守り、異常を感じた時はすぐに伝えることも、後遺症予防のために重要です。
執筆:井上 愛子(保健師)
監修:坂本 忍(医師)
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