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救急時のポイント
負傷者の手足を細いひもや針金などで縛ってはいけません。また、止血も大事ですが、血液や体液が何らかの感染症を持っている可能性があることも忘れてはなりません。救護者がそれらに感染しないように、ビニール手袋や、ない場合はスーパーのレジ袋などを使用します。血液が付着した場合は、流水できれいに水洗いしましょう。
負傷者に出血性ショックが見られる場合は、負傷者を水平に寝かせ、両足を少し高く上げます。ネクタイやベルトなど身体を締めつけるものは外します。頭を負傷している時は仰向けにし、枕やクッションなどを首の下に置いて、頭が心臓より低くなるようにします。また、毛布やバスタオル、衣服などで身体を包み、保温します。意識があるようなら声をかけて元気づけてください。
執筆:南部 洋子(看護師)
監修:坂本 忍(医師)
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