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不整脈 になりやすい人
高齢者や高血圧、肥満など心臓の危険因子を持っている人はなりやすいと言えます。狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心筋症などの心臓疾患を持っている人は、特に危険な不整脈が起こりやすい傾向にあります。
アスリートの場合
心拍異常などの心臓障害がある場合は、激しい運動で悪化してしまい、致命的となる場合があります。不整脈になりやすい傾向のあるスポーツ選手でも、検査を行わず手遅れになるまで気がつかないことが多いようです。
また、運動中に分泌されたアドレナリン(心拍数や血圧を上げるホルモン)が心臓に過剰な刺激を与えて、その結果不整脈が起こる可能性が指摘されています。
実際に、アントニオ・プエルタというスペインの22歳のサッカー選手が試合中に意識不明で倒れたケースがあります。プエルタ選手はフィールドで医師の手当てを受け、その後意識を回復して歩いて退場しましたが、ロッカールームで心臓発作を起こし、病院に搬送されたものの3日後に死亡しました。
同選手は「不整脈源性右室心筋症」という心臓疾患を持っていたとされることから、不整脈の症状があったと思われます。以前にも練習中に倒れたことがあり、その時の検査では異常が見つからなかったとされていますが、もっと詳しく検査して病気が見つかっていれば、事故は防げたかもしれません。
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