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不整脈の治療
頻脈性不整脈の治療では、抗不整脈薬を用います。原因や症状によって種々の薬剤を組み合わせて使用します。長期間服用する場合もあるので、医師の指示を守って正しく服用し、定期的に合併症予防のために、副作用のチェックを受ける必要があります。
心臓にカテーテルを挿入して異常部位を焼き切るカテーテルアブレーションという手術もあります。日本では十数年前から取り入れられ、現在では年間1万数千例が行われている治療法です。
このほか、突然死を防ぐために、除細動器(電気刺激によって心室細動や心室頻脈を止める装置)を埋め込むケースもあります。徐脈の治療では、心臓ペースメーカーを埋め込む方法があります。
日常生活の注意事項
アルコールやたばこは、不整脈の誘因になります。カフェインもよくないと言われています。そのほか、ストレスや過労、暴飲暴食、睡眠不足など不規則な生活習慣が誘因となります。
特にストレスは、血圧上昇や心拍数増加を招き、動脈硬化を促進させるため心臓疾患の大敵です。健康診断などで不整脈と診断された人は、生活習慣改善とともに、定期的な心電図検査を受けましょう。
執筆:南部 洋子(看護師)
監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ)
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