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アレキサンダー病 の予後と生活上の注意点
けいれんのコントロールがうまくいかない場合は、寿命が短い傾向にあります。特に新生児期にコントロール困難なけいれんが続く症例は水頭症を伴うと早期に亡くなるケースが多いようです。
学童期以降になってけいれんがほとんど見られない場合は、寿命は比較的長くなります。寿命は総じて、乳幼児期で発症した場合は14年程度、成人以降で発症した場合は発症から25年程度とされますが、かなり個人差があります。
病状の適切な評価に基づいたリハビリテーションや、必要に応じて適切な補助具を使うことが日常生活機能を保つために有効と考えられます。乳幼児、学童期の場合は、周囲の理解と適切な療育が必要です。
執筆:南部 洋子(看護師)
監修:坂本 忍(医師)
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