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ワクチンを打っていてもかかるのはなぜ?
インフルエンザワクチンは、接種したから感染しない、といわけではありません。効果にはかなり個人差があります。また、ワクチンの効果が出るのは接種してから2週間後からと言われています。インフルエンザに感染する主な要因は、次の3つです。
●免疫力が落ちている
体の免疫力が落ちている時に、ウイルスの病気にかかりやすい傾向にあります。睡眠不足、不規則な生活、冷え性で体温が低い、ストレスが多い、などの人は要注意です。
●人混みに出かける
通勤電車などを含めて、人混みに出かけると感染リスクが上がります。人が多い場所にはウイルス多く存在する確率が高いからです。
●集団生活をしている子供と一緒に住んでいる
幼稚園や学校など、集団生活をしているとインフルエンザは、周囲に早く広がります。特に、感染した子供を看病している家族にうつってしまうことはよくあります。
とはいえ、都市部の生活者は人混みを避けることは容易ではありません。また、感染した子供を隔離することも事実上不可能です。日常生活の中で意識して、なるべく身体を健康状態にしておくことが重要です。もし、家族の誰かがインフルエンザにかかったら、ドアノブやトイレなどはアルコール消毒をしたほうがいいでしょう。
かかっていても気づかない場合も?
流行時期にマスクをしたこともないし、特別な感染対策もしていないがインフルエンザにならない人がいます。このような人は、過去に同じ型のウイルスに感染したことがあってウイルスに対する抗体を持っていたか、偶然体内で作られた抗体がウイルスの型に合っていた可能性が考えられます。いずれにせよ、意図的に「かからない体質」にすることは難しいと言えるでしょう。
また、インフルエンザウイルスは、身体に入ったとしてもすべての人が高熱や関節痛などの全身症状を起こすわけではありません。通常の風邪のような軽い症状で終わってしまう人や、まったく症状の出ない「不顕性感染」の場合もあります。このような人は、自覚症状がないだけで、実際にはインフルエンザにかかっているのです。
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