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クリスマス商戦も終わりに差し掛かり、いよいよ年末商戦です。
関連商品に売れ筋が集中するクリスマス商戦と違い、年末商戦はなんでもありです。年末年始の解放感や祝賀ムードに乗って何でも売れます。
特に「何でも」の象徴になっているのが「福袋」です。
一万円で「10万円相当!!」というような購買意欲をあおる表示も見かけます。
一部男性からは「売れ残りを集めただけだろう」という冷めた意見もあるようですが、お得な買い物が好きな人には絶好のチャンス!自分へのご褒美に、また誰かへのプレゼントに…と、毎年多くの女性が殺到します。
例年、このような年末商戦で列をなすのは女性が目立つようです。
「不要かもしれないけどとにかくお得に買おう!」というのは一種の女性心理なのでしょうか。
心理学者で神奈川大学教授の杉山崇先生に聞いてみました。
男性にとって福袋は「売れ残り」
買い物のお得感が嬉しいのは男性も同じです。
ですが、一部の男性には福袋に対して冷めているようですね。
進化心理学的な説明では、男性心理は狩猟の中で自然淘汰されたものと説明されることがあります。
つまり、何でもかんでも闇雲に手に入れようとするのではなく、狙いを定めて確実にしとめる方向に心も進化したと考えられています。
バーゲンやセール、福袋の商品にはもともともっと高い価格で売り出していたわけですが、本当にその価格の価値があればバーゲン前に売れているはずです。
その価値がなかったので年末商戦では安売りされているわけです。
狙いを定めるタイプの男性にはあまり魅力的な「狩場」には見えないのかもしれませんね。
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