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執筆:井澤佑治(ライター/ダンサー)
お腹まわりを引き締めるエクササイズといえば、誰もが思いつくのが、「シットアップ」と呼ばれる、あお向けに寝た状態から上半身を垂直まで起こす運動。
しかし最近、米海軍専門誌「ネイビー・タイムズ」に、海軍兵士の体力測定からこうした腹筋運動を除外するよう要求する論説が掲載されて話題となっています。この論説には「時代遅れの運動は現在、腰まわりを痛める主要な原因だと見なされている」と記されており、このニュースを報じたウォールストリートジャーナルでは、米軍だけでなくカナダ軍も、ケガにつながる可能性などを理由に、体力テストから腹筋運動を除外したことと報じています。
腹筋を鍛えすぎると思わぬリスクも
腹筋を鍛えれば、確かにウエストは引き締まりますが、それと引き替えに腰や背中、首などを痛めてしまったのでは意味がありませんよね。腹筋に限ったことではありませんが、筋トレは正しいやり方でおこなわないと、外見が引き締まっても、ギックリ腰など故障を招きやすいカラダをつくってしまう可能性もあるのです。
こうした理由から、近年では角界で身体のトレーニング法を見直す動きがあり、シットアップのような腹筋運動を何百回もこなす、というトレーニング法は「時代遅れ」になりつつあります。しかし、こうした筋トレには、「カラダを鍛えている」という充実感や、「やりきった」という達成感が伴うため、なかなか昔ながらの鍛え方が手放せない人が多いのも事実です。
それでは、安全にお腹のまわりの筋肉を鍛え、ウエストを引き締めるためには、具体的にどのような運動をおこなえばよいのでしょうか。
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