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代謝アップ そもそも冬はどうして代謝が上がるの?
私たちの身体は、外界の温度変動、体内で熱の産生や放出が起こっても体温はほぼ一定の温度に保たれています。
そのため、外界と気温差がはげしい冬の場合、体温の低下に反応して熱産生が高まるため、基礎代謝量は増加します。
しかし寒い日が続くと、
家でちぢこまっていることが増える
↓
生活活動量(消費カロリー)が減る
↓
食べる量(摂取カロリー)は変わらない
↓
体重増へ
という経路をたどるわけです。
生活活動量も食べる量も現状より変えられない場合、つまり、運動もしたくないし食べる量も減らしたくない、という場合には、基礎代謝量をアップさせる食生活の工夫をして冬太りを阻止しましょう。
基礎代謝量をアップさせよう
私達の身体は、寝ていても必ず一定のエネルギーを消費しています。
これは私達が生命活動を行う(心臓を動かす等)のに必要な最低限の代謝エネルギーで、このことを基礎代謝量と言います。
基礎代謝量が増えれば、寝ていても自然に減るエネルギー消費量が増えて、痩せやすい身体になるということです。
基礎代謝量をアップさせるには、身体を温めるということが第一歩となります。
血液やリンパの流れが良好になり、ホルモンなどが活発に分泌されるようになるためです。
身体を温めるには、普段から温かい服装を心がけること、バランスのとれた食事、規則正しい生活習慣などが基本となります。
その他、朝食をしっかり食べて身体の飢餓状態をつくらないこと。
ストレッチの習慣をつけて血行をよくすることも心がけましょう。
できれば、ダンベル体操などによって筋肉量を増やし、エネルギー消費の拡大をはかることが好ましいです。
●執筆者プロフィール:田口絢子(たぐち・あやこ)
茨城県生まれ。管理栄養士、糖尿病療養指導士、ソーシャルスキル協会認定健康栄養カウンセラー。都内4か所の病院で給食・栄養管理経験を経て独立。栄養相談、献立作成、食と健康に関する記事の執筆、栄養学翻訳などを行っています。
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