(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
「脱感作」としての鈍感力
医師で小説家だった渡辺純一氏の本の題名にもなった「鈍感力」。「敏感さ」に対応する言葉です。必要以上にプレッシャーを感じ、何でもないことに緊張してしまう性向が「敏感さ」で、私たち日本人の文化的性格として、こうした傾向が指摘されてきています。
敏感すぎないように、緊張しすぎないようにと、意識を過敏さから遠ざけるのが「鈍感力」の発想です。そして、これを「リラックス法」として展開しているのが「脱感作」です。
感作とは、生体が反応性を増大させている状態を指します。そのように感作された状態を正常に戻すことを「脱感作」と呼びます。
クスリはいけない!
とはいえ、プレッシャーが尋常でないものになってくると、必ずしも健全ではない方法が採択されることもあります。
たとえば、酒で紛らわすなどですが、最近話題になった、元プロ野球清原選手のような薬物依存はじめ、ギャンブルや買い物、セックスやネットなどに依存してはいけません。これらは、プレッシャーをはねのけているのではなく、逃げているのですから。
スポンサーリンク