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口の渇きはトラブルの元
口の渇き自体は病気ではありませんが、その状態が続くと、さまざまなトラブルの原因になることがあります。唾液は口の中の洗浄や粘膜の保護といった重要な役割を果たしています。
しかし、口が渇き唾液の分泌量が減ると、口の中の菌が増え、口臭や虫歯、歯周病、味覚障害の原因となってしまうのです。
口の渇きを予防するためには
睡眠中、口呼吸になっている場合は、まず枕の高さや姿勢などを調節してみましょう。それでも改善しない場合は、マスクをして乾燥を防ぐことも効果的です。また、日常生活では、利尿作用のあるカフェインやアルコール、ニコチンの過剰摂取を控えたり、水分をしっかり摂ることもドライマウスの予防につながります。唾液の分泌を促すためには、よく噛んで食べること、耳の前や顎の内側にある唾液腺をマッサージすることも心がけましょう。
ただし、ドライマウスの原因には病気や薬の副作用が隠れている場合もあります。症状が続く場合は、医療機関を受診して、適切な検査を受けることをおすすめします。
身体の健康はお口から!
「単に渇いているだけ」と見逃さず、ぜひこの機会に口の状態を確認してみましょう。
執筆者:井上愛子(保健師)
監修医:坂本 忍
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