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睡眠の質を下げる要因:体内時計の乱れ
メカニズムからもわかるように、体内時計は睡眠のコントロールの核となるもの。これが狂ってしまうと睡眠のリズムも狂い、質は低下します。
では、体内時計が乱れる生活とはどんなものでしょうか?
朝日を浴びない、夜間に強い光を浴びる
最近では、昼夜逆転の生活や遮光カーテンの普及などにより、朝日を浴びることが当たり前ではなくなっています。
また、24時間営業のお店が増え、いつでもテレビ、スマートフォンなどを使うことができるようになったことで、夜間に強い光を浴びることも増えています。それによって体内時計のリセットの時間が狂い、正しい時間を刻めなくなります。
朝食を摂らない
体内時計は脳だけではなく、肝臓や腸など体内の様々な器官にあることがわかっています。脳と各器官の体内時計がズレることも、身体全体の体内時計の乱れにつながります。朝食を食べることには、各器官の体内時計をリセットする働きがあります。
良い睡眠を得るために
「眠れないからもっと疲れなきゃ」ということでは決してありません。
“寝る直前までテレビやスマートフォンを使っている”
“家を出るギリギリまでカーテンを閉め切って寝ている”
“朝食を食べない”
といったことが習慣になり、メラトニンの分泌周期が乱れているかもしれません。
まずは、朝日を浴びて朝食を摂る、寝る30分前には強い光を遮って眠れる環境を準備する、といったことを習慣化し、メラトニンの分泌リズムを整えてみましょう。
執筆:山本ともよ(管理栄養士)
監修:坂本忍
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