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日本人の平均睡眠時間は平日で7時間15分(NHK放送文化研究所『生活時間調査』2016年2月)。
また、2011年にOECD(経済協力開発機構)が行った国際比較調査によると、世界各国15歳~64歳までの男女で、日本人は男性・女性ともに睡眠時間が最も短いそうです。
ですから、本人は十分に寝ているつもりでも、実際には睡眠時間が足りていない、その分を休日に「寝だめ」して補うなどといったことも多々ありそうです。ともあれ、「寝ても疲れが取れない」ことには、睡眠の質やさまざまな要因が考えられます。
睡眠の質に問題あり!
睡眠量が足りていても、疲れが取れずすっきりした感じがないとすると、睡眠の質に問題があることが想定されます。原因として一般には二つの理由が挙げられます。
・自律神経の乱れ
睡眠中に筋肉がこわばっていたり、身体が緊張していたり、血行が悪くて、寝ても疲れが取れないケースです。自律神経、とりわけ交感神経が過度に緊張・興奮して、副交感神経が十分に機能していないことが原因となります。リラックスすることが求められます。
夜中、無意識に歯ぎしりをすることで、安眠を妨げることがあります。原因は噛み合わせの狂い以外にも過度のストレスや体調不良などから起きることが多いようです。歯医者でマウスピースを作ってもらい夜間は付けて寝ることで軽減しますので、相談してみましょう。
・体内時計のズレ
眠たいのに寝られないとか、あくびが止まらない場合、いわゆる時差ボケ状態になっていて、体内時計が生活とマッチしていないケースが考えられます。早朝に朝日を浴びる、毎日同じ時間に朝食を摂るなど、生活習慣を規則化して、体内時計を規則的にリセットすることが求められます。
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