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強迫性パーソナリティ障害 極めて真面目な半面、押しつけがましく変化に弱い
一方、他人との関係では、よほどのことがなければ最後まで面倒を見るタイプです。仕事も最後までやり遂げようとし、自分を後回しにして他人への責任を優先します。これまでのやり方に忠実・着実なので、信頼できる社会人という印象を与えます。
ただし、変化に弱く、時代の流れに取り残されがちになります。また、自分だけでなく、周囲にも自分の流儀を求めたり、細々と押しつけたりする傾向があります。その結果、周囲に疎まれて孤立してしまうことも。
常に努力し、理想へまい進していますが、人生を苦行にしてしまい、楽しみの少ない生活を自分に課してしまうタイプです。物を捨てるのが苦手で、何でも取っておいてしまう特徴もあります。背景には「現状を変えたくない」という気持ちが強く働いています。
強迫性パーソナリティ障害 接し方
自分のこだわりに関して融通が利かないので、本人の流儀に合わせて責任範囲や役割分担を明確に決めるのが、このタイプとうまくやっていくコツです。
こうすれば、本人は自分の流儀で前向きに取り組むことができ、うつ病や心身症を防ぐことにつながります。同時に、周囲にとっても際限なく巻き込まれて疲弊することを防いでくれます。
このタイプの人は、自分の価値観に強くとらわれて一面的な見方をしがちなので、別の視点を与え、凝り固まらないような柔軟性を提供することで、人間的な幅を広げられます。選択肢がいくつかあるという事実 主義から、仕事も生活も偏った方針で極端に走りやすいので、ほどほどの「よい加減」をアドバイスすることが大切です。
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