(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
ストーカーの心理は「自己中心的な恨み」
NHKのTV番組『クローズアップ現代』で、過去にストーカーの告白が取り上げられる回がありました(2013年12月放送)。
「自分の所有者が勝手に出ていった。心の中から聞こえてくるんですよ、“奪還せよ”。」
「衝動的な行動に出たくなる。殺意が一瞬で芽生える。」
「自分のこと、まだ彼女が理解できてないから、避けられているんだと思っちゃう。もっと自分のことをわかってほしい、わからせてやる。余計、追いかけたくなるという心理が働きます」
「自分が許可していない態度をとるな。自分の思い通りに動いてくれる人形だと思っていたんです。」
「理解してくれない彼女に対しても、憎しみがわいてきている。」
にわかには信じがたい、自己中心的な執着心や支配欲が赤裸々に語られています。
ストーカー3つのタイプとは
ストーカーには、次の3つのタイプが指摘されています。
1.恋愛型(復讐型)
最も多いタイプで、恋愛・夫婦関係などのもつれから起こるもの。本人が自覚していない場合もあるので、はっきりと拒否をすることでストーカー行為を抑止できるようです。しかし、被害者が恋愛依存症の共依存や「依存性パーソナリティ障害」だと、はっきりと断れなかったりします。
2.妄想型
こじれた関係が、別れた後、妄想に発展していくケースで、どんどん行為がエスカレートしていきます。「猜疑性パーソナリティ障害」などに見られるサイコパス・タイプですので、被害者一人では対応が困難です。早急に警察などに相談する必要があります。
3.ネットストーカー
メール、掲示板やブログなどで、ふとしたことから「考え方が気に入らない」「ムカつく」などが、嫌がらせへ発展していくケースです。ネット上への個人情報開示は慎重に行うべきですね。
『クローズアップ現代』では、「若者に広がる“ストーカー予備軍”」と題して、スマホの普及で、GPSで居場所がわかる、常に連絡が取れる、使い方によっては容易に相手を束縛できるなど、ネットストーカーの温床になりうる情報環境を指摘していました。
スポンサーリンク