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和食が塩分過剰になるワケ
塩分は和食の特徴である「出汁のうま味」を引き立たせます。塩漬けは保存性を高める調理法。ほうれん草をゆでる時に塩を加えますが、食材の色を良く見せます。魚を焼くときに塩を振るのは、うま味を逃がさないため。うどんのコシは塩なしでは出すことができません。このように、塩には、和食に欠かせない調理上の大切な役割があります。
また、「最後に塩で味を調える」のは、実は海外ではあまりされていない、和食調理の特徴です。
調理だけではなく味付けでも、ご飯に合うように主菜の味付けを濃くする、副菜には漬物や梅干し、たらこなどの塩蔵加工食品が多い、毎食汁物を食べる、醤油をかけて食べる、など、塩味に慣れ親しんでいる日本人。このような積み重ねが、摂取量が多くなる理由であると考えられます。
健康的に和食を取り入れるコツ
塩分が多いメニューを1日で調節しましょう
汁物、麺類のスープ、漬物、干物、加工食品、保存食などは塩分が多いので1食にし、1日の中で重ならないように注意しましょう。
調理もひと工夫
素材の味を活かして、薄味を心がけましょう。出汁、油、酢、柑橘類、香味野菜や香辛料は、塩味が薄くても美味しく感じることができます。上手に活用しましょう。
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