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目のクマの原因:自分は何色のタイプかチェック!
一般的によくいわれる目のクマの種類は、その原因によって、色別に次の3タイプに大別されます。
茶グマ
茶色にみえるクマは、実はメラニン色素の色素沈着によるものです。
紫外線の影響や加齢などで、新陳代謝が乱れたり遅れることによって、皮膚表皮に色素沈着がいつまでも残ってしまい、クマにみえるのです。
また、目の周囲の皮膚の特徴もあり、かゆみなどで頻繁にこすったり、合わないアイケアなどをすることが、色素沈着を起こしやすい一因ともなります。
茶グマは太田母斑(おおたぼはん)の可能性も
茶グマにはもう一つ、皮膚の奥、表皮層の下にある真皮層部分で、色素沈着が起こっていることが原因となる場合があります。
皮膚の真皮部分での色素沈着が原因で、額や目周囲、頬などにできる、青紫色から灰紫青色のアザのことを「太田母斑」と呼び、通常は、生後6カ月までに顔の片側に生じることが多いです。
しかし中には、「遅発性両側性太田母斑様色素斑(ちはつせいりょうそくせいおおたぼはんようしきそはん)」といって、20歳前後から40歳代に、額や両頬、目周囲などに、青紫色から灰紫青色がかった茶色のアザが出てくることがあります。
一見、茶グマやシミのようにみえることが多いのですが、実はこれが原因である可能性もあります。
青グマ
睡眠不足や疲労、ストレス、冷えなどが原因で、目の周りの毛細血管を流れる血液が滞りがちになると、目の周りの皮膚が薄いので、青っぽく透けてみえてしまうことがあります。
これを青グマとよんでいます。
黒グマ
黒グマは、目の下のたるみによって、頬との境目のへこんだ部分が影となり、黒くみえる状態をいいます。
生まれつき目の下の眼窩脂肪が多いとか、加齢などにより眼球を支える靭帯がゆるんで眼球が下方に沈むと、その下の眼窩脂肪が圧迫されます。
スペースを失って前方に押されることで、目の下の皮膚に膨らみが生じ、目の下と頬の堺目に溝ができてしまい、へこんだ部分が黒い影になることが原因です。
適切な対処をするためには
このようにひとくちに目のクマといっても、原因はさまざまだったり、混在したりする場合も多いのです。まずは自分のクマはどのタイプかを知ることが、適切な対処につながっていくでしょう。セルフケアでなかなか改善されない場合や、自分で判断するのには難しい時には、美容皮膚科や美容形成外科の医師に相談する方が早道の場合もあります。
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