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入浴施設では レジオネラ菌 が繁殖しやすい
実際に日本では公衆浴場での感染例が多いため、都道府県では レジオネラ菌 の基準値を設定し、入浴施設に衛生管理を義務づけています。
具体的には、塩素消毒や定期的な清掃を行う(細菌の繁殖を抑える)、泡風呂にしない・湯を浴槽内で循環させる(エアロゾル形成を抑制する)──といったことです。
なお、温泉の場合は「掛け流し」式のほうが循環式よりも細菌が繁殖しにくいと考えられますが、湯の通り道のぬめりなどに菌が繁殖することがあるため、まったくリスクがないわけではないので油断はできません。
レジオネラ菌 に注意!免疫力の低い人が高リスク
とはいえ、 レジオネラ菌 の病原性は比較的低いため、健康な人が単にお風呂に入った程度では感染しません。
高齢者や乳幼児、基礎疾患を持つなど抵抗力が弱い人が吸引することで、レジオネラ症を発症します。
特にレジオネラ肺炎は、大量飲酒者や多量喫煙者がかかりやすいという指摘もあります。該当する人やその家族は、感染のリスクを知っておく必要があるでしょう。
<参考資料>
●厚生労働省「レジオネラ対策のページ」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/seikatsu-eisei25/index.html
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