(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
ワキガ体質は遺伝する!?
耳垢が湿っぽくネバネバした人は、ワキガの確率が高いと言われています。
これは、耳の外耳道にもアポクリン腺があるためで、腋の下にも多くのアポクリン腺があることが予想されるからです。
また、下着の腋の部分に黄色い染みがつくのはアポクリン腺の汗の分泌量が多いためなので、ワキガの可能性が高いと言えます。
親がワキガの場合、3割程度の確率で子供にワキガ体質が遺伝すると言われています。
なお、肉料理や乳製品を多く食べると、アポクリン腺からの分泌物の原因となる脂肪成分が増えるため、においが生じたり強くなったりすることがあります。
「肉を食べると体臭がきつくなる」と言われるのはこのためです。
手術による治療は?
ワキガは、腋の下を制汗スプレーやアルコールで除菌することである程度軽減できますが、一時的なものです。
本格的に治療するには手術でアポクリン腺を手術で除去する必要があります。
手術は美容外科や美容皮膚科、形成外科などで受けられます。
手術にはいくつかの種類がありますが、保険適応が認められているものとしては「剪除法」(せんじょほう)が一般的で、費用は3割負担の場合で5〜10万円程度。
これは、腋の皮膚を長さ3〜5cm程度切開し、アポクリン腺をハサミで除去するもの。切開した線が33〜5cmほど残るため、目立たないようにシワに沿ってメスを入れます。
手術にかかる時間は60~90分程度です。
スポンサーリンク