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自己愛性パーソナリティ障害の克服
このタイプは他人のことばに謙虚に耳を傾けることが最も苦手で、逆に言えば耳の痛いことを言ってくれるような他者に学ぶ、他者を尊重することが、障害克服のポイントとなります。
また、集団で協力するのも苦手で、孤立・内閉・自己中心に振る舞いやすいので、チームプレーを必要とするスポーツや活動に携わるのも有効です。他者への献身や社会的活動もいいでしょう。
実は、仏教の開祖であるブッダも、自己愛性障害を抱えていたとする説もあります。自分のためではなく他者のために生きる喜びに目覚めることが、社会への適応の可能性となります。
<執筆者プロフィール>
山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長
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