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酩酊する前の段階でブレーキを
また、アルコール健康医学協会の基準によれば、「酔い」の状態は次のように分類されます。大声を上げたりふらついたりする「酩酊(めいてい、ひどく酒に酔うこと)初期」は、すでに飲み過ぎです。「ほろ酔い期」でブレーキをかけられるように、節度をもって楽しみましょう。
●爽快期:さわやかな気分になる、皮膚が赤くなる、陽気になる、判断力が少し鈍る
●ほろ酔い期:体温が上昇、脈が速くなる、抑制が取れる、手の動きが活発になる
●酩酊初期:気が大きくなる、大声を上げる、立つとふらつく、怒りっぽくなる
●酩酊期:千鳥足になる、呼吸が速くなる、吐き気・嘔吐が起こる、何度も同じことをしゃべる
●泥酔期:まともに立てない、意識がはっきりしない、言語がめちゃくちゃになる
●昏睡期:揺り動かしても起きない、呼吸はゆっくり深い、死に至ることもある
週に2日は「休肝日」
アルコールの分解は、身体のほかの働きを後回しにして優先的に行われます。つまり、通常よりも仕事の負荷が増えている状態です。それが続くと肝臓が疲れて機能が低下してしまいます。
うっかり飲み過ぎて二日酔いになってしまった日は、身体にまだアルコールが残っていて、肝臓がせっせと処理に務めています。そんな日にまた飲酒をするのはもちろんNG。次に飲むまで2日は空けるのが理想的です。
時にはめを外して飲み過ぎるのも、お酒の楽しみのひとつかもしれません。しかし、身体を壊してしまっては意味がありません。
最近体調がいまひとつという人は、もしかしたら自分のお酒の飲み方を見直すことが良いのかもしれません。
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
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