「ショッピングですっきり!」には危険が潜んでいることも

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「ショッピングですっきり!」には危険が潜んでいることも

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そもそも、ストレスってなに?

 
ストレスはいわば、「ココロの“へこみ(プレッシャー)”」です。直近ではこの猛暑、物理的なストレス刺激となって、私たちにプレッシャーをかけています。こうしたストレス刺激となる要因を総じて「ストレッサー」と呼びます。
 
暑さや騒音といった物理的なものの他にも、悪臭など科学的なもの、ウィルスや細菌など生物的なもの、さらには、精神的な苦痛や人間関係、年老いていくことなど心理・社会的なものまで、ストレッサーにはさまざまな種類が。
 
私たちはこれらに囲まれながら現在、かなりストレスフルな人生を余儀なくされていると言っても過言ではないでしょう。
 
こうしたさまざまなストレッサーが、とくに慢性化すると、身体や心にストレス反応を起こします。疲労、不眠、便秘・下痢、高血圧などは、身体に出る典型的なストレス反応です。また、心理的にも同様です。
 
不安、短気、おちこみ(抑うつ)などのストレス反応が現れ、家庭や職場など社会生活に支障をきたしたり、慢性化がひどくなると、心身の病気にかかったりすることさえあります。
 
 

ストレス・コーピング

 
こうしたストレスに対処する行為を「コーピング(切り抜けるという意味)」と呼び、ストレス反応を抑えたり、軽減したりすることが可能になります。代表的なコーピング法に次のようなことがあります。
 
 

問題中心型

直面している問題に現実的に対応していく。自分の能力を見定めたり、ただぶつかっていくだけでなく、回避をすることも奨励されます。
 
 

情動中心型

ストレス場面で生じた喜怒哀楽の情動を、押さえておかないで表出していく。イチロー選手が3000本安打達成のインタビューで、「もう少し感情を出そう」といっていたのは、これに該当するでしょう。
 
 

認知的再評価型

直面している問題に対して視点を変える。いわゆる「別の角度」からみていくことで、新しい解決法を見出すことです。
 
 

社会的支援型

家族や友人、職場のメンバーなどにアドバイスを求めて、孤立化を防ぐ、癒し型のコーピングです。
 
 

気晴らし型

運動、趣味、レジャー、旅行などによる、気分転換や日常性からの解放をめざす、いわゆる「ストレス解消」がこれにあたります。
ショッピングによるストレス解消は、コーピングの中では最後の「気晴らし型」に属する行為ということになります。
 
 

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